キャッシングのトラブル発生！どこに相談すればいい？
はじめに
例えば、キャッシングの利用における代表的なトラブルとしては、多重債務などによる返済が困難な状況に陥ることが挙げられます。一旦、上記のような状況に陥ってしまうと、日々利息だけが積み重なってしまい個人では問題に対処しようがなくなるという事態もみられます。こうした際に問題を素早くかつ最小限の損失で留めるためには、事態を放置してしまわずすぐに信頼できる専門家に相談し、一緒に解決策を考えてもらう必要があります。そこで、今回はキャッシングの利用においてトラブルが発生してしまった際の相談窓口について詳しくご紹介していきます。
キャッシングトラブルで頼りになる相談窓口はココ！
消費者庁が管轄している独立行政法人国民生活センターは、通常の相談窓口にくわえて多重債務の専用窓口を開設している点が大きな特徴です。通常の相談窓口は平日11時～13時まで受付をおこなっている「お昼の消費生活相談」と土日祝日の10時～14時まで受付けている「消費者ホットライン」の2つがあります。また、多重債務の専用窓口は各都道府県ごとに相談を受け付けており、自治体によっては無料で弁護士・司法書士に債務の状況等を説明し、今後のアドバイス等を受けることができます。
参考：国民生活センターHP
消費者金融やクレジットカード会社などを対象に指示などを実施している日本貸金業協会には、借入や返済をはじめさまざまな貸金業におけるトラブルの解決に協力する貸金業相談・紛争解決センターが設置されています。こちらでは債務に関する相談や借入依存からの脱却を目指す生活支援、実際のトラブルを迅速に解決するための紛争解決手続など具体的な手段を提供してくれる点が特徴となります。
参考：日本貸金業協会
法務省が管轄する日本司法支援センター（通称法テラス）もキャッシングに関する相談窓口として非常に有効です。法テラスのサポートダイヤルは、平日の9時～21時、土曜日の9時～17時と比較的受付時間が長いため、利用しやすく、より具体的な解決手順や法制度などのアドバイスを受けることができます。さらに弁護士や司法書士への相談を希望する方に対しては、無料の法律相談を実施していることにくわえ、弁護士や司法書士にトラブルの解決を依頼する費用が不足している方への費用立替制度も整備されているため、相談から問題解決まで法テラスで行えるケースもあります。
参考：法テラス
おわりに
以上が主なキャッシングのトラブル時に頼りになる相談窓口です。個人では対処が難しい債務などを抱えてしまった場合には、1人で悩んでいることがトラブルの深刻化につながってしまう危険性もあります。相談窓口を利用することで、思わぬ解決策が見えてくることも少なくありませんので、ぜひ1度相談してみるようにしましょう。
